プログラム
Film Letter to the Future
映画を見ることは、自分を超えた存在と出会い、驚き、他者に思いを馳せる体験に他なりません。新型コロナウィルスの感染拡大は、人々の間に交流の「不自由さ」を顕在化し、「分断」を生み出しました。私たちから互いに「話す」という行為が奪われたいまだからこそ、映画を通してその言葉や声に耳を澄まし、スクリーンに映し出される存在と向き合ってほしい――YIDFFでは、2020年9月より、「10代のための映画便」と題して、高校生や大学生を対象にして過去の受賞作品を配信し、映画を鑑賞した人々から届けられた意見を紹介してきました。今回の映画祭では、他者に耳を傾けることそのものにフォーカスした3本の作品を紹介し、高校生・大学生を対象とした鑑賞ワークショップを行うと同時に、映画教育に関するシンポジウムを行います。映画からの声、それに対する応答が、いつかどこかで、誰かに届くことを願って。
※高校生・大学生による本プログラムの視聴およびワークショップ参加は無料です(登録フォームはこちら)。一般の方は通常のチケット購入と同じ手続きを行ってください。映画教育に関するシンポジウムはどなたでも参加できます。